
ねえ ナナ
あの川べりで肩を並べて
水面を彩る光を見たよね
あの頃 口ずさんでいたメロディーを
もう一度 聴かせてよ

ヴィヴィアン ピストルズ セブンスター
ミルクを入れたコーヒーと
イチゴの乗ったケーキ
そして蓮の花
ナナの好きな物は ずっと変わらなくて
移り気なあたしには それが
とても かっこいい事のように思えたんだ

ねえ ナナ
ナナは気ままな ノラ猫みたいで
誇り高く 自由だけれど
癒えない傷を負ってたよね
能天気なあたしは
それさえ かっこいい事のように思ってた
それが どれ程の痛みなのかも知らずに

まだ歌詞の付いていなかった
あの曲に
ナナがデタラメの英語を
乗せて歌うから
まるで不思議な呪文でも
掛けられてゆくように
あたしは その声の虜になったんだよ

食卓がステージに
携帯がマイクに
三日月がスポットライトになる
あんな魔法を使えるのは
この世にナナしかいない
あたしは今でも そう信じてる

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